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お子さまと会話をしたときや朝起きた直後などに「口のにおいが気になる」と感じたことはありませんか。口臭は大人だけの悩みと思われがちですが、子どもにもみられることがあります。
しかし、保護者の方のなかには「様子を見ても大丈夫なのか?」「歯科医院で相談したほうがよいのか?」と判断に迷う方も少なくありません。また、お子さま自身は口臭に気づきにくいため、周囲の大人が気にかけることも大切です。
口臭が一時的なものなのか、それとも口の健康状態を知らせるサインなのかを見極めるためには、正しい知識を持つことが重要です。
この記事では、子どもの口臭の原因や自宅で取り組めるケア方法について詳しく解説します。お子さんの口臭が気になるという保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
子どもの口臭の原因

子どもの口臭にはいくつかの原因が考えられます。ここでは、その原因について詳しく見ていきましょう。
口の中の汚れや磨き残し
子どもの口臭でよくみられる要因の一つが、歯に付着した歯垢(プラーク)や食べかすです。
歯垢は細菌のかたまりで、歯磨きが不十分な状態が続くと蓄積します。口の中の細菌は食べかすや口腔内のたんぱく質を分解する際に、においの原因となる物質を発生させます。そのため、磨き残しが多いと口臭につながることがあるのです。
特に奥歯の溝や歯と歯の間、生えかわりの時期の歯の周囲は汚れが残りやすい部分です。子どもは十分に磨けていないこともあるため、保護者の方が口の中の状態を確認しながらケアを行うことが大切です。
虫歯や歯肉の炎症
虫歯や歯肉炎がある場合も、口臭がみられることがあります。虫歯が進行すると、歯の一部に汚れや細菌がたまりやすくなり、においを発生させることがあるのです。また、歯肉炎によって歯ぐきに炎症が起こると、細菌が増えやすい環境となり、口臭につながる場合があります。
子どもの歯肉炎は痛みが出にくく、気づかないうちに進行していることも少なくありません。歯ぐきの腫れや出血に加えて口臭が続く場合は、歯科医院で原因を確認することが大切です。
舌の汚れ(舌苔)
舌の表面に付着する白っぽい汚れは舌苔(ぜったい)と呼ばれ、口臭の原因の一つとして知られています。
舌苔は、口の中の細菌や食べかす、はがれ落ちた粘膜などが舌の表面に付着してできるものです。舌苔が多くなると細菌が増えやすくなり、においの原因物質が発生しやすくなります。舌を見たときに白い汚れが目立つ場合は、口臭との関連が考えられます。
ただし、無理にこすり取ろうとすると舌を傷つけるおそれがあるため注意が必要です。
口呼吸の習慣
口呼吸の習慣がある子どもは、口臭が生じやすくなります。
口で呼吸をすると口の中が乾燥しやすくなり、唾液の働きが十分に発揮されにくくなります。唾液には口の中の汚れを洗い流したり、細菌の増殖を抑えたりする役割があるため、唾液が少なくなると口臭につながることがあるのです。
ふだんから口が開いていることが多い、寝ているときに口を開けているといった様子がみられる場合は、口呼吸が関係している可能性があるでしょう。
鼻やのどの病気
口の中に大きな問題が見当たらない場合でも、鼻やのどの病気が口臭に関係していることがあります。
例えば、副鼻腔炎では鼻の奥に炎症が起こり、分泌物がたまることで口臭が生じることがあります。また、扁桃炎などの炎症によって口臭がみられる場合もあります。鼻づまりが続くと口呼吸になりやすく、口の中の乾燥によって口臭が強くなることもあります。
歯磨きを丁寧に行っても口臭が改善しない場合は、耳鼻咽喉科への相談も検討しましょう。
子どもの口臭を放置するリスク

子どもの口臭をそのままにすると、口の健康だけでなく日常生活にも影響が及ぶ可能性があります。
虫歯や歯周病が進行する
口臭の原因が虫歯や歯ぐきの炎症にある場合、そのままにしていると口の中のトラブルが進行する可能性があります。
初期の虫歯や歯肉炎は自覚症状が少ないこともありますが、進行すると歯の痛みや歯ぐきの腫れなどの症状が現れることがあります。また、口臭の原因となる細菌や歯垢が残り続けると、口腔内環境の悪化につながります。
口臭は単なるにおいの問題ではなく、口の健康状態を知る手がかりの一つです。気になる症状が続く場合は、早めに歯科医院で確認を受けましょう。
学校生活やコミュニケーションに影響することがある
口臭が続くと、人との会話や学校生活に影響を及ぼす可能性があります。
年齢が上がるにつれて周囲の反応を意識するようになり、人前で話すことに消極的になるケースも考えられます。口臭そのものだけでなく、お子さまが安心して学校生活を送れるようにするためにも、早めに対応することが大切です。
子どもの口臭が気になるときの対処法

子どもの口臭が気になるときには、日々の習慣を少し見直すだけで改善が期待できます。ここでは、ご家庭で行える対処法をご紹介します。
毎日の歯磨きを丁寧に行う
口臭対策の基本は、毎日の歯磨きで口の中を清潔に保つことです。特に奥歯や歯並びが複雑な部分には汚れがたまりやすいため、磨き残しがないように注意しながら歯磨きを行いましょう。特に就寝中は唾液の分泌量が減るため、寝る前の歯磨きは重要です。
仕上げ磨きを続ける
子どもが自分で歯磨きをしていても、磨き残しが生じることがあります。そのため、保護者の方による仕上げ磨きも大切です。特に奥歯や生えかわりの途中にある歯の周囲は汚れが残りやすく、子どもだけでは十分に磨けない場合があります。
仕上げ磨きで口の中を確認することで、歯垢の蓄積を防ぎやすくなります。年齢だけで判断せず、お子さまの歯磨きの状況に合わせてサポートを続けましょう。
舌のケアをする
舌の表面に舌苔が多く付着している場合は、舌のケアを取り入れることも口臭対策の一つです。舌苔は口臭の原因になることがあるため、気になる場合は専用の舌ブラシなどを使ってやさしく清掃しましょう。
ただし、舌苔を取り除こうとして強くこすると、舌を傷つけるおそれがあります。舌の状態を確認しながら適度にケアを行いましょう。
水分補給を心がける
日頃からこまめに水分を補給することも、口臭対策につながります。
特に運動後やたくさん汗をかいたとき、起床後などは水分が不足しやすいため、意識して水を飲むようにしましょう。また、水分補給は口の中をさっぱりさせることにも役立ちます。ジュースなどの甘い飲み物ばかりではなく、水やお茶を選ぶことも大切です。
鼻呼吸を意識する
口呼吸の習慣がある場合は、鼻呼吸を意識することも大切です。ふだんから口が開いている状態が続いている場合は、食事や会話以外の時間に口を閉じることを意識してみましょう。また、鼻づまりによって口呼吸になっているケースもあります。
口呼吸が気になる場合や鼻づまりが続く場合は、歯科医院や耳鼻咽喉科に相談することも選択肢の一つです。
まとめ

子どもの口臭は珍しいものではありませんが、そのままにせず口の中の状態を確認することが大切です。磨き残しや虫歯、歯ぐきの炎症、舌の汚れ、口呼吸など、口臭にはさまざまな要因が考えられます。また、鼻やのどの不調が影響しているケースもあります。
まずは毎日の歯磨きや仕上げ磨きを見直し、必要に応じて舌のケアや水分補給を取り入れてみましょう。こうした習慣は口臭の予防だけでなく、虫歯や歯肉炎の予防にも役立ちます。
口臭が長く続くときや、家庭でのケアだけでは改善がみられないときは、歯科医院や耳鼻咽喉科への相談を検討してください。早めに原因を確認することで、お子さまが毎日を気持ちよく過ごしやすくなります。
品川港南歯科・矯正歯科クリニックでは、痛みや施術時間を抑えながら自然な仕上がりの治療を目指しています。マウスピース矯正やセラミック治療、虫歯治療、ホワイトニングなどにも力を入れています。


