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2026年04月09日

マウスピースを清潔に保つ!洗い方と注意点

マウスピースを持つ手

マウスピース矯正で使用する装置は目立たず取り外し可能ですが、清潔な状態に保つことが非常に重要です。装置が透明であるために汚れが目立ちにくく、適切なケアを怠ると細菌が繁殖し、口臭や虫歯、歯周病のリスクが高まります。

では、矯正で使うマウスピースはどのように洗うのでしょうか。

この記事では、矯正で使うマウスピースの正しい洗い方や注意点、清潔さを保つためのコツについてわかりやすく解説します。マウスピース矯正を検討されている方やマウスピース矯正中の方は、ぜひ参考にしてください。

マウスピースを洗う必要がある理由

マウスピースを洗う必要がある理由を考えるイメージ

矯正で使うマウスピースは、長時間にわたって口の中に装着するため、想像以上に多くの汚れが付着します。そのため、マウスピースを毎日しっかり洗浄し、常に清潔な状態に保つことが求められるのです。

ここでは、マウスピースを洗う必要がある理由について詳しく解説します。

虫歯や歯周病の原因になる

マウスピースを洗わずに使用すると、唾液やプラーク(歯垢)が付着した状態になります。

プラークには虫歯や歯周病の原因となる細菌が多く含まれており、そのまま装着を続けると歯の表面に細菌がとどまりやすくなります。特にマウスピースは歯を覆う構造のため、細菌が閉じ込められやすく、虫歯や歯ぐきの炎症が進行しやすい環境になります。

こうしたリスクを抑えるためにも、取り外したら洗浄し、清潔な状態に保つことが重要です。

口臭の原因になる

マウスピースに唾液やプラーク(歯垢)が付着したままになると、そこに含まれる細菌が増え、においの原因物質を発生させます。マウスピースは歯を覆うため、内部に細菌がとどまりやすく、長時間装着することでにおいが発生しやすい状態になります。

洗浄を行わずに使用を続けると、マウスピース自体ににおいが付着し、装着時に口臭として感じられることもあるでしょう。そのため、日々の洗浄によって細菌の増殖を抑えることが重要です。

マウスピースの洗い方

マウスピースを専用の歯ブラシで洗う様子

マウスピースは口の中に長時間装着するものだからこそ、毎日正しく洗浄して清潔な状態に保つことが大切です。ここでは、自宅でできる具体的な洗い方をご紹介します。

水またはぬるま湯で洗う

最も基本となるのが、水またはぬるま湯を使った洗浄です。外した直後に、流水で流しながら全体の汚れをやさしく落とします。特にマウスピースの内側には、唾液や歯垢が付着しやすいため、指の腹を使って丁寧に洗い流すことがポイントです。

やわらかいブラシでやさしく磨く

洗浄の際は、毛先のやわらかい歯ブラシや専用のブラシを使って、優しく磨くことが大切です。

力を入れすぎると、表面に細かい傷が付き、そこに汚れが溜まりやすくなるため、やさしく丁寧に扱いましょう。また、歯磨き粉には研磨剤が入っていることがあるため、使用は避けてください。

専用の洗浄剤を使用する

水洗いやブラシでは落としきれない細菌や汚れに対しては、マウスピース専用の洗浄剤が有効です。

多くの洗浄剤には除菌成分や洗浄成分が含まれており、水に溶かして一定時間浸すことで、目に見えない細菌やにおいの原因物質を減らすことができます。特にタンパク質由来の汚れは水だけでは落ちにくいため、こうした洗浄剤の使用が役立ちます。

使用する際は製品ごとに定められた使用時間や方法を守ることが重要です。

マウスピースを洗うときの注意点

マウスピースを洗うときの注意点のイメージ

マウスピースを洗う際には、いくつかの注意点があります。これらを守らないと、汚れが十分に落ちなかったり、逆にマウスピースを傷めたりすることがあります。ここでは、マウスピースを洗うときの注意点について解説します。

熱いお湯は使用しない

マウスピースの多くはプラスチックでできており、熱に弱い性質があります。そのため、熱いお湯で洗うと素材がやわらかくなり、形が変わる可能性があります。

見た目ではわかりにくいわずかな変形でも、装着時のフィット感に影響が出ることがあり、違和感や治療効果の低下につながる場合もあります。洗浄時は水またはぬるま湯を使用し、手で触れても熱さを感じない程度の温度を意識することが重要です。

研磨剤入りの歯磨き粉の使用は避ける

歯磨き粉の中には、歯の汚れを落とすために研磨剤が含まれているものがあります。

この研磨剤は歯には有効ですが、マウスピースに使用すると表面に細かな傷がつく原因になります。傷が増えると、その部分に汚れや細菌が付着しやすくなり、結果として衛生状態が悪化しやすくなります。また、透明なマウスピースの場合は曇りが目立つこともあります。

マウスピースを洗うときは歯磨き粉を使わず、水や専用の洗浄剤を使用しましょう。

かたいブラシは使わない

汚れをしっかり落とそうとして、かたいブラシでこすると、マウスピースの表面に傷がつく可能性があります。細かな傷は目立たなくても、そこに汚れが入り込みやすくなり、洗浄しても落としにくくなる原因になります。また、繰り返し傷がつくと劣化が進みやすくなります。

洗う際はやわらかい毛のブラシを使用し、軽い力で丁寧に扱うことが大切です。

アルコールや漂白剤は使わない

マウスピースの除菌や消毒を目的として、アルコールやキッチン用の漂白剤を使いたくなるかもしれません。

しかし、これらの薬品は強すぎる成分を含んでおり、マウスピースの素材を傷める可能性があります。たとえば、漂白剤はプラスチックを変色させたり、素材を劣化させたりすることがあり、使用感や見た目に悪影響を及ぼす原因となります。

また、アルコールは素材のひび割れや変形を招きやすく、長く使ううえでのリスクとなります。加えて、薬品の成分がマウスピースに残ったまま装着すると、口内の粘膜に刺激を与えるおそれがあり、健康面でも好ましくありません。

マウスピースの汚れやにおいが気になるときは、専用の洗浄剤を使いましょう。

マウスピースを清潔に保つためのコツ

マウスピースを専用のケースで保管する様子

日々の習慣を少し見直すだけで、マウスピースの清潔さを維持しやすくなります。実践しやすいポイントをご紹介します。

食事のたびにマウスピースを外す

マウスピースを装着したまま食事をすると、食べかすや糖分が内部に入り込みやすくなります。これにより細菌が増えやすい環境が生まれ、虫歯や口臭の原因になるのです。食事の際は必ず外し、再び装着する前に軽く洗うことで、汚れの付着を抑えやすくなります。

こうした習慣を続けることで、マウスピースと口腔内を清潔な状態に保ちやすくなります。

専用のケースで保管する

マウスピースを外したあとそのまま置いておくと、ほこりや細菌が付着する可能性があります。専用のケースに入れて保管することで、外部からの汚れを防ぎやすくなります。

また、ケースの中が湿ったままだと細菌が増えやすくなるため、使用後は軽く乾燥させてから収納することが大切です。ケース自体も定期的に洗浄し、清潔な状態に保ちましょう。

マウスピースの状態を毎日確認する

マウスピースは毎日使用するなかで、少しずつ傷や変形が生じることがあります。小さな変化でも、そのまま使い続けると装着感の違和感や衛生面の問題につながることがあります。使用前後に状態を確認し、汚れやにおい、傷などがないかをチェックすることが大切です。

異常があるときは早めに歯科医院で相談することで、トラブルの予防につながります。

まとめ

マウスピースを装着する女性

マウスピースは日常的に使用するなかで、唾液やプラークが付着しやすく、適切に洗浄を行わない場合は虫歯や歯周病、口臭の原因になります。

そのため、水やぬるま湯での洗浄ややわらかいブラシでのケア、専用洗浄剤の活用といった基本的な方法を習慣にすることが重要です。また、熱いお湯や研磨剤入りの歯磨き粉、かたいブラシ、アルコールや漂白剤の使用は、変形や劣化の原因となるため避ける必要があります。

さらに、食事の際には外す、専用ケースで保管する、日々状態を確認するといった日常の工夫も、清潔な状態を保つうえで欠かせません。正しい方法でケアを続けることで、マウスピースを清潔な状態に保ちやすくなります。

品川港南歯科・矯正歯科クリニックでは、痛みや施術時間を抑えながら自然な仕上がりの治療を目指しています。マウスピース矯正やセラミック治療、虫歯治療、ホワイトニングなどにも力を入れています。

診療一覧はこちらご予約・ご相談も24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

監修医情報

監修医

「患者様に寄り添う、献身的な歯科クリニックを実現したい」そう考え、私は品川港南歯科・矯正歯科クリニックを開院いたしました。

口は、「食べる」「話す」「笑う」と、日常生活に欠かせない大事な存在ですよね。
そして、生活でよく使うからこそ、トラブルに見舞われることも。
だからこそ私たち歯科医師は、患者様の生活や人生を第一に考えた、「献身的」な治療を行っていかなければいけないと思うのです。
そのため私は、「献身的」という言葉の意味の通り、歯科医療に全身全霊で取り組み、患者様のお悩みやご希望をくみ取れる治療を続けています。

どんな些細なことでも結構です。歯のこと、口のことで気になる点、ご不安に感じる点がございましたらお気軽にご相談ください。
患者様、お一人おひとりのお悩みとしっかり向き合う治療を行っていきます。

院長 野島 慶司 Keiji Nojima

経歴

  • 2012
    昭和大学歯学部卒業 昭和大学歯学部、昭和大学高齢者歯科研究員
  • 2013
    神奈川県内の歯科医院にて2年間務めた後、都内へ分院展開のため異動
  • 2015
    新規開院から5年間院長として勤務
  • 2020~現在
    品川港南歯科・矯正歯科クリニック院長として、高齢者治療、審美治療、ホワイトニング治療を中心に従事

医療活動

口腔機能が与える健康への影響や、介護予防の重要性などを学ぶことを目的として、【昭和大学高齢者歯科研究員】として、活動。