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2024年03月14日

マウスピース矯正で抜歯が必要なケースとは?抜歯をするメリットも解説

歯が気になる女性

矯正治療のために歯を抜くということに抵抗を感じる方は少なくありません。歯科医院でもできる限り歯を抜かないようにしますが、症例によっては抜かざるを得ないケースもあります。

今回は、マウスピース矯正における抜歯のメリットとデメリット、抜歯が必要なケースと不要なケースについて解説します。どのタイミングで抜歯するのかも説明しますので、マウスピース矯正を検討されている方は参考にしてください。

マウスピース矯正で抜歯をするメリット

抜歯のイメージ

健康な歯を抜くことに抵抗がある方も多いでしょう。

しかし、実際には矯正治療で抜歯するケースは多く、抜歯したことによるメリットもあります。

幅広い症例に対応できるようになる

抜歯をしないと歯を動かせるスペースがないため、治療が難しいケースもあります。そうした場合、抜歯を避けると矯正治療自体できなくなってしまうでしょう。

また、本来は抜歯が必要なケースなのに抜歯せずに治療をした場合は、計画通りに歯が並んでも後戻りしやすい傾向があります。そのため、結果的には抜歯して治療を行ったほうがよいということもあります。

矯正治療の期間を短縮できる

抜歯せずに本来の位置から大きくずれた歯を動かそうとする場合、実際に動かしたい歯が1~2本でも、歯並び全体を動かさなければいけないことがあります。ずれた1〜2本の歯を収めるためのスペースを確保しなければならないからです。

そうすると、抜歯したケースよりも治療に時間がかかることがあります。矯正治療は時間がかかるため、途中で治療を放棄してしまう方もいます。治療時間を短縮できれば、モチベーション維持にもつながるでしょう。

歯肉退縮を防げる

抜歯せずに大きく歯を動かそうとすると、歯や歯茎に大きな負担がかかります。歯肉退縮とは、歯を支える骨が吸収されて歯茎が下がる現象のことを指しますが、歯に負担をかけすぎると歯肉退縮が起こるリスクが高まります。

歯茎が下がると知覚過敏になりやすくなり、悪化すると歯が安定せず、グラグラし始めることもあるでしょう。歯肉退縮のリスクがある方は、抜歯を選択したほうが良いことがあります。

マウスピース矯正で抜歯をするデメリット

抜歯をして歯に負担がある女性

マウスピース矯正の際に抜歯を行うことには、以下のようなデメリットもあります。

健康な歯を失い身体にも負担がかかる

虫歯に侵されて抜くしかない状態の歯を抜くのなら問題ないかもしれませんが、健康でしっかり噛める歯を失うことに抵抗がある方は少なくないでしょう。また、抜歯をすると身体にも負担がかかります。

抜歯直後は激しい運動はできず、湯船にも入れません。腫れや痛みなどの症状が出る方も多く、抜歯後2〜3日は好きなものを食べられない可能性もあるでしょう。

費用がかかる

矯正治療は基本的には自由診療なので費用は歯科医院ごとに異なりますが、抜歯をすると別途費用がかかることがあります。矯正治療のために健康な歯を抜歯する場合は、保険適用外です。1本あたり5,000〜1万5,000円前後かかることがあります。

治療期間が長くなる場合もある

抜歯するメリットとして治療期間が短くなることがあるとお伝えしましたが、逆に治療期間が長くなることもあります。まず、抜歯すると傷が癒えるまで時間がかかります。抜歯してすぐにマウスピース矯正を始めることはできないので、治療の開始時期が遅くなるでしょう。

また、特に抜歯した歯が大きかった場合、歯を動かす距離が長くなるので、時間がかかるケースもあります。

一次的に食事がしにくくなる

抜歯した部分は一時的に歯がなくなるため、噛みにくくなって食事がしにくくなることもあります。食べ物が詰まりやすくなることもデメリットといえます。

痛みを感じたり腫れたりすることがある

抜歯をする時は局所麻酔をするため、痛みを感じることはほとんどありません。

しかし、麻酔が切れると痛みを感じることもあります。歯科医院で処方されている痛み止めがあれば服用しましょう。

顔が腫れることもあるので、人前にでる仕事などをしている場合は支障がでるかもしれません。抜歯をする際は、休みの日の前日など、抜歯後に安静にできるタイミングを選んだほうがよいでしょう。

マウスピース矯正で抜歯が必要なケース

叢生の歯

マウスピース矯正をする際、どのようなケースで抜歯する必要があるのでしょうか。具体的な症例は、以下のとおりです。

叢生(そうせい)

歯が重なり合ってガタガタしている状態を叢生(そうせい)といいます。叢生の原因は、歯がきれいに並ぶスペースがないことの場合が多いです。

そのため、抜歯をしてスペースを確保するよう計画するのが一般的でしょう。重なって生えている歯や本来とは異なる位置から生えた歯を動かすために、小臼歯を抜歯するケースが多いです。

生える向きに問題がある歯

生えている向きによっては、マウスピースによって力を加えても歯が動かないこともあります。この場合は、やむなく抜歯することがあります。

重度の出っ歯

大きく前歯が前方に突き出している場合、歯がまっすぐに並ぶスペースがないことが原因のケースも少なくありません。前歯を後ろに動かせるように、抜歯を行うこともあります。

こうした場合に抜歯せずにマウスピース矯正をすると、歯並びは整うかもしれませんが、突出感を軽減できない可能性が高いです。満足できる結果が得られないことも多いので、抜歯したほうがよいと言えるでしょう。

重度の虫歯や歯周病になっている歯

重度の虫歯や歯周病がある場合、そのまま矯正治療をすると矯正力によって歯が抜けてしまうことがあります。基本的には、虫歯や歯周病を治療した後に矯正治療を行いますが、寿命が短い歯の場合は抜歯するケースもあります。

マウスピース矯正で抜歯が不要なケース

歯のチェック

マウスピース矯正を行う全ての方が抜歯するわけではありません。以下のような場合は、抜歯は必要ありません。

小児矯正によって事前にスペースを確保できている

成人矯正の場合は、現状の顎に歯を並べなければなりません。

しかし、成長期の子どもが対象である小児矯正では、成長を利用して顎の骨を広げてスペースをつくることができます。小児矯正を行っており顎の骨が十分に成長していれば、成人矯正が必要になった場合でも抜歯が必要なくなることが多いです。

歯と歯の間を削って対応できる場合

足りないスペースが大きくない場合は、IPRで対応できることがあります。IPRとは、歯と歯の間をヤスリで削って隙間をつくる処置のことです。

抜歯ほど大きなスペースは作れませんが、IPRで必要なスペースを確保できる場合は抜歯する必要はありません。

歯列の幅を広げることができる場合

マウスピース矯正では、全体的に歯列を外側に広げることが可能です。歯列が外側に広がると歯と歯の間が広がって隙間ができるので、抜歯が必要なくなることもあります。

ただし、重度の叢生(そうせい)の場合は、この方法では十分なスペースを確保できないことも多いです。

奥歯を後ろに動かせる場合

マウスピース矯正では奥歯を後ろに動かすことができるため、それによってスペースをつくれる場合があります。

しかし、顎の骨が小さい人はこの方法は行えません。歯は顎の骨に支えられているため、顎の骨がない場所には移動できないためです。

また、親知らずがある場合は、親知らずのみ抜歯する必要があります。

どのタイミングで抜歯をする?

抜歯のタイミングイメージ

マウスピース矯正では、矯正治療を開始する前に抜歯することが多いです。ある程度歯を動かしてから抜歯することもあるでしょう。

抜歯のタイミングや抜歯する歯は、歯科医師が口内の状態を確認して判断します。

まとめ

抜いた歯

マウスピース矯正を行う時に、抜歯が必要になることもあります。矯正治療のためとはいえ、健康な歯を抜くことに抵抗があるかもしれません。

しかし、抜歯せざるを得ないケースも多く、抜歯したほうがスムーズに治療が進むことがあります。治療期間が短くなるなど、患者様の負担を減らせるケースもあるでしょう。

抜歯が必要ないケースもあるので、患者さまにあった治療を行ってくれる歯科医師を選ぶことも大切です。