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2025年07月24日

入れ歯は何年使える?寿命や長く使い続けるためのポイント入稿チェック待ち 

入れ歯は何年使えるのか考える高齢男性

入れ歯は、歯を失った際の機能回復や見た目の改善に欠かせない治療法です。

しかし「入れ歯はどのくらい使えるのか?」という疑問を持つ方も少なくありません。使い方やケアの仕方によって寿命には大きな差が出るため、正しい知識を持つことが重要です。

この記事では、入れ歯の寿命の目安や寿命が短くなる原因、そして長持ちさせるためのポイントについて詳しく解説します。

入れ歯の寿命は何年?

歯を失った時に使用する入れ歯

入れ歯の寿命は、素材や使用状況、メンテナンスの有無によって異なりますが、一般的にはおよそ5年から7年が目安とされています。これは、たとえ破損や不具合が見られなくても、口腔内の環境が変化することで入れ歯が合わなくなることがあるためです。

たとえば、年齢とともに顎の骨が痩せてきたり、歯ぐきの形が変わったりすることで、最初はフィットしていた入れ歯も次第に合わなくなることがあります。合わない入れ歯では、噛みにくさや違和感、痛みなどが生じやすいです。

また、部分入れ歯を使っている場合は、隣接する天然歯の状態によって寿命が左右されることもあります。虫歯や歯周病が進行すると、支えとなる歯の状態が悪化し、入れ歯そのものの機能も損なわれるリスクが高まります。

入れ歯が寿命を迎えると、外れやすくなったり、噛みづらさを感じたり、話しにくさ、痛みが生じる、食べ物が詰まりやすいといった症状が現れることが多いです。このような違和感がある場合は、無理に使い続けず、早めに歯科医の診察を受けることが大切です。

寿命を迎えるまでの期間は人それぞれですが、どんなに丁寧に使っていても、入れ歯は消耗品であるという認識を持っておくとよいでしょう。定期的なメンテナンスやチェックを行いながら、適切なタイミングで調整・交換することが、口腔の健康を守るためには欠かせません。

入れ歯の寿命が短くなる原因

入れ歯の寿命が短くなる原因を説明する歯科衛生士の女性

入れ歯は適切に取り扱えば数年使用できますが、使用方法やお口の状態によっては、想定よりも早く寿命を迎えることがあります。ここでは、入れ歯の寿命を短くする主な原因について解説します。

お口の中の変化

入れ歯の寿命が縮まる大きな理由のひとつが、口腔内の環境変化です。加齢や体重の増減、歯周病の進行などにより、顎の骨が痩せたり歯ぐきの形が変化したりすると、入れ歯のフィット感が徐々に悪くなります。

結果として、噛みにくさやズレ、痛みを感じるようになり、入れ歯に無理な力がかかって破損しやすくなります。放置すると口内炎や顎関節への負担にもつながるため注意が必要です。

メンテナンス不足

毎日の手入れを怠ると、入れ歯に汚れや細菌が付着し、劣化を早める原因になります。特に、夜寝る前に入れ歯を外さずに使用し続けると、歯ぐきに負担がかかり、炎症や口内トラブルを引き起こしやすくなります。

また、洗浄剤や歯科医院での定期的なメンテナンスを怠ると、入れ歯の変色や素材の劣化が進行します。

誤った使用

入れ歯を歯で無理に噛んで装着したり、外す際に強く引っ張ったりすると、バネ部分が変形したり、全体のバランスが崩れたりして破損の原因になります。また、硬い食べ物や粘着性の高いものを頻繁に食べると、入れ歯に過度な負担がかかり、寿命を縮めることになります。

さらに、熱い飲み物や乾燥による変形にも注意が必要です。

入れ歯の素材や設計の問題

入れ歯にはレジン(樹脂)や金属など、さまざまな素材があります。使用されている素材や製作時の精度によっても耐久性は異なります。特に、保険診療で作る入れ歯は素材の選択肢が限られるため、自費診療の入れ歯と比べて耐久性が劣る場合があります。

また、設計段階で適切なバランスが取れていないと、特定の部分に負荷が集中しやすく、破損や変形を引き起こす可能性もあります。

噛み合わせの乱れ

残存歯の噛み合わせや、入れ歯同士の咬合バランスが悪いと、使用中に強い力が一部に集中しやすくなります。これが続くと、入れ歯のひび割れや破損の原因となり、結果的に寿命を縮めてしまいます。

また、強い歯ぎしりや食いしばりの癖がある方も注意が必要です。必要に応じてナイトガードを併用することで、トラブルを防ぎやすくなります。

入れ歯を長く使い続けるためには

入れ歯のお手入れをする様子

入れ歯は毎日の食事や会話に欠かせない大切なアイテムですが、適切な使い方とケアを心がけることで、寿命を大きく延ばせます。ここでは、入れ歯を長く快適に使い続けるためのポイントを詳しくご紹介します。

正しい使い方を心がける

入れ歯は精密に作られた医療器具です。間違った使い方は破損や変形の原因となり、寿命を縮めることになります。装着時や取り外し時には無理な力をかけず、必ず指でゆっくりと行いましょう。

また、入れ歯を付けたままガムや硬い飴を噛むのは避けてください。硬い食材を噛む際には、少しずつゆっくりと食べましょう。

毎日の清掃を欠かさない

入れ歯には食べカスやプラークが付着しやすく、放っておくと細菌が繁殖し、口臭や口内炎の原因になります。毎日、専用の入れ歯用ブラシと洗浄剤を使用して丁寧に清掃しましょう。

特に、就寝前には必ず取り外し、水または専用の洗浄液に浸けて保管します。熱湯での消毒や歯磨き粉の使用は、入れ歯の表面を傷つけるため避けましょう。

お口の健康も一緒に管理する

入れ歯を長く快適に使うためには、残存歯や歯ぐき、舌、頬粘膜といった口腔内全体の健康も重要です。歯ぐきが痩せたり、残っている歯が動いてしまったりすると、入れ歯が合わなくなるため、毎日のブラッシングや歯間清掃を丁寧に行いましょう。

特に、部分入れ歯の場合は、支えとなる歯を清潔に保つことが重要です。また、定期的な歯科受診で口腔内の状態を確認し、必要に応じて調整や修理を受けることも意識しましょう。

定期的な歯科検診を受ける

見た目には問題がないように思えても、入れ歯は少しずつ合わなくなっていくものです。半年に1回は歯科医院で定期検診を受け、フィット感や噛み合わせのチェックをしてもらいましょう。調整や修理が必要な場合は早めに対応することで、大きなトラブルを防ぎ、入れ歯の寿命を延ばせます。

さらに、検診時には口腔内の粘膜や残存歯の状態もチェックできるため、全体的な健康管理にもつながります。

ナイトガードの使用で破損リスクを軽減

夜間の歯ぎしりや食いしばりのある方は、無意識のうちに強い力が入れ歯に加わることで、破損やすり減りの原因になります。歯科医院でナイトガード(マウスピース)を作成してもらうことで、入れ歯や歯ぐきへの負担を軽減し、トラブルを防げるでしょう。

入れ歯を乾燥させない

入れ歯は常に湿った状態で保管することが原則です。乾燥すると素材が変形したり、ヒビが入りやすくなったりするため、外したあとは水や専用の保管液に浸けて保管しましょう。

ただし、金属が使われている場合は洗浄剤の成分に注意が必要なので、歯科医院で推奨されている保管方法に従ってください。

食生活の工夫で入れ歯への負担を減らす

硬すぎる食材や粘着性の高い食べ物は入れ歯に大きな負担をかけ、破損やズレの原因になります。バランスの良い食事を心がけ、噛みやすい食材を選ぶことで、入れ歯を傷めずに長持ちさせられます。また、食べる際にはゆっくりよく噛むことも重要です。

異常があればすぐに相談する

入れ歯にヒビが入った、噛み合わせが合わなくなった、口の中に痛みや違和感があるというような異常を感じた場合には、我慢せずに早めに歯科医師に相談しましょう。軽微な異常であっても、放置すると大きなトラブルに発展し、作り直しが必要になることもあります。

まとめ

適切なメンテナンスで入れ歯を使用する笑顔の高齢女性

入れ歯の寿命は一般的に5~7年といわれていますが、日々のケアや定期的なメンテナンスを行うことで、さらに長く使用できるようになります。寿命を縮める原因には、清掃不足や誤った使い方、歯ぐきや残存歯の変化などがあります。

入れ歯を長持ちさせるためには、正しい取り扱いや清掃、そして歯科医院での定期検診が欠かせません。快適に使い続けるためにも、入れ歯を消耗品としてではなく大切な自分の歯と考え、丁寧に扱うことが重要です。

品川港南歯科・矯正歯科クリニックでは、痛みや施術時間を抑えながら自然な仕上がりの治療を目指しています。マウスピース矯正やセラミック治療、虫歯治療、ホワイトニングなどにも力を入れています。

診療一覧はこちらご予約・ご相談も24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

監修医情報

監修医

「患者様に寄り添う、献身的な歯科クリニックを実現したい」そう考え、私は品川港南歯科・矯正歯科クリニックを開院いたしました。

口は、「食べる」「話す」「笑う」と、日常生活に欠かせない大事な存在ですよね。
そして、生活でよく使うからこそ、トラブルに見舞われることも。
だからこそ私たち歯科医師は、患者様の生活や人生を第一に考えた、「献身的」な治療を行っていかなければいけないと思うのです。
そのため私は、「献身的」という言葉の意味の通り、歯科医療に全身全霊で取り組み、患者様のお悩みやご希望をくみ取れる治療を続けています。

どんな些細なことでも結構です。歯のこと、口のことで気になる点、ご不安に感じる点がございましたらお気軽にご相談ください。
患者様、お一人おひとりのお悩みとしっかり向き合う治療を行っていきます。

院長 野島 慶司 Keiji Nojima

経歴

  • 2012
    昭和大学歯学部卒業 昭和大学歯学部、昭和大学高齢者歯科研究員
  • 2013
    神奈川県内の歯科医院にて2年間務めた後、都内へ分院展開のため異動
  • 2015
    新規開院から5年間院長として勤務
  • 2020~現在
    品川港南歯科・矯正歯科クリニック院長として、高齢者治療、審美治療、ホワイトニング治療を中心に従事

医療活動

口腔機能が与える健康への影響や、介護予防の重要性などを学ぶことを目的として、【昭和大学高齢者歯科研究員】として、活動。