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2024年07月04日

知っておくべきマウスピース矯正の4つのデメリットを解説!

マウスピースの画像

マウスピース矯正をしようかと考え中の方は、マウスピース矯正のデメリットについて気になることでしょう。どの治療にも言えることですが、マウスピース矯正にもメリットだけでなくデメリットもあります。

納得のいく治療を受けるためには、メリットとデメリットの両方を理解したうえで、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。

本記事では、マウスピース矯正のデメリットとメリットについて解説します。

マウスピース矯正とは?

片手にマウスピースを持っている女性

マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを使用する矯正方法です。マウスピースを1日20〜22時間装着し、1週間〜2週間に1回の頻度でマウスピースを交換しながら治療を進めます。

マウスピース矯正にはいくつか種類があり、ブランドによって、適用症例や費用は異なります。それぞれ向き不向きがありますので、歯科医師と相談し、自分の症例に適したブランドを選びましょう。

そのなかでもインビザラインは、世界中で使用されているマウスピース矯正です。適用症例の幅が広く、多くの歯科医院で採用されています。

マウスピース矯正の4つのデメリット

マウスピース矯正のデメリットイメージ

マウスピース矯正には、デメリットがあります。デメリットを考慮せずにマウスピース矯正を開始すると、治療中にトラブルが起こったり、後悔したりする可能性があるため、治療を開始する前によく理解しておきましょう。

マウスピース矯正のデメリットは、以下の4つです。

・自己管理が必要
・治療期間が長引く可能性がある
・歯ぎしりの癖があると治療できない場合がある
・適応とならない症例がある

それぞれ詳しく解説します。

自己管理が必要

マウスピース矯正は、患者さん自身でマウスピースを装着・交換しながら治療を進めます。マウスピース矯正では装置を1日20〜22時間装着し、1〜2週間ごとに交換しなければなりません。

マウスピースの装着時間や交換時期を守らないと、計画通りに歯が動きません。マウスピースの装着をサボったり、忘れたりしていると、後戻りを起こすこともあるでしょう。

マウスピース矯正を計画通りに進めるためには装着時間や交換時期などの自己管理が重要になるのです。そのため、自己管理が苦手という方には適していないかもしれません。

治療期間が長引く可能性がある

マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べると、治療期間が延びることも考えられます。上述のとおり、マウスピース矯正で使用する装置は取り外しができますが、装着時間を守らないと計画通りに歯を動かせず、治療が長引く可能性があるのです。

また、マウスピースが破損・紛失して、作り直しが必要になり、治療期間が延長になることもあるでしょう。そのため、装置を取り外せるマウスピース矯正は、矯正器具を取り外せないワイヤー矯正よりも治療がスムーズにいかない可能性があるのです。

歯ぎしりの癖があると治療できない場合がある

歯ぎしりの癖があると、マウスピース矯正では治療できない可能性があります。歯ぎしりをすると、歯に大きな力が加わり、マウスピースが破損する可能性があるためです。

そのため、歯ぎしりの状態によっては、マウスピース矯正ではなくワイヤー矯正のほうが適していると判断する歯科医師もいるでしょう。

適応とならない症例がある

マウスピース矯正は、すべての症例に対応できるわけではありません。なかには適応とならない症例もあります。

マウスピース矯正は、軽度〜中度の歯並びのみに対応しています。重度の歯並びの乱れや骨格に問題がある歯並びは、マウスピース矯正だけでは治療が難しい場合があるのです。ワイヤー矯正と併用したり、抜歯や外科手術が必要になったりする症例も少なくありません。

マウスピース矯正が適応となるかは、歯科医師によって見解が異なります。ご自身の歯並びがマウスピース矯正の適応となるかは、カウンセリングを受けて確認する必要があるでしょう。

マウスピース矯正で治療できない症例

マウスピース矯正で治療できない症例イメージ

マウスピース矯正は日々進歩しており、以前に比べると適応となる症例が多くなりました。

とはいえ、上記の項目でも触れましたが、マウスピース矯正はすべての症例に対応できるわけではありません。マウスピース矯正では治療できない症例もあるのです。

本項目では、マウスピース矯正で治療できない具体的な症例を見ていきましょう。

重度の歯並びの乱れ

マウスピース矯正では、重度の歯並びの乱れは治療できない場合が多いです。例えば、下記のような症例です。

・重度の出っ歯
・クロスバイト
・左右非対称

上記のような症例は、抜歯をして大きく歯を動かさなければならないケースが多いです。症状によっては、外科的手術が必要になる場合もあります。マウスピース矯正だけでなく、ワイヤー矯正を併用したほうが歯並びや噛み合わせがきれいに整う場合も少なくありません。

インプラントが複数本埋め込まれている

複数のインプラントが埋め込まれている場合も、マウスピース矯正では治療が難しいでしょう。歯根膜が伸びたり縮んだりすることで歯が動きますが、インプラントは人工物であるため歯根膜が存在しません。そのため、マウスピースを装着して力を加えても動かせないのです。これは、マウスピース矯正に限らず、ほかの矯正方法でも同様です。

虫歯や歯周病がある

虫歯や歯周病があると、マウスピース矯正をはじめとした矯正治療はできない可能性があります。矯正治療中に虫歯や歯周病の症状が悪化する可能性があるためです。

矯正治療中に虫歯が進行し、矯正治療を一時中断して虫歯治療をすると、歯の形が変わってマウスピースが入らなくなることもあるでしょう。マウスピースが入らなくなると治療計画の見直しが必要になる可能性もあります。

また、歯周病は進行すると顎の骨を溶かす病気です。歯周病の状態で歯に力を加えると、歯が抜け落ちる可能性があります。そのため、歯周病がある場合にも矯正治療はできないのです。

虫歯や歯周病がある場合には、治療を終えてから矯正治療を開始しましょう。

マウスピース矯正の4つのメリット

マウスピース矯正のメリットイメージ

マウスピース矯正には、デメリットだけでなくもちろんメリットも存在します。近年人気が高まっているのにはメリットが多いためです。

マウスピース矯正のメリットは、次のとおりです。

・目立ちにくい
・取り外しができる
・痛みが少ない
・金属アレルギーの心配がない

それぞれのメリットについて具体的に見ていきましょう。

目立ちにくい

マウスピース矯正の大きな魅力は、なんといっても装置が目立ちにくいことです。マウスピース矯正ではワイヤーやブラケットのような金属製の装置を使用しません。使用するマウスピースは透明で薄いため、装着していても周囲の方に気づかれにくいでしょう。

そのため、人前に出る機会が多い方や、矯正していることを周囲に知られたくない方に適しているかもしれません。

取り外しができる

マウスピース矯正で使用する装置は取り外しが可能です。食事のときにマウスピースを取り外せるため、食べ物が装置に引っかかることはありません。

また、歯磨きをするときにもマウスピースを取り外せるため、矯正前と同じようにしっかりと口腔ケアが行えます。歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシを使用して通常どおりに口腔ケアが可能です。

さらに、マウスピースを外して洗浄できるため、常に清潔な状態を保てます。そのため、ワイヤー矯正に比べると虫歯になるリスクは低いでしょう。

痛みが少ない

マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べて痛みが少ないこともメリットです。マウスピース矯正では、装置を装着・交換しながら弱い力をかけて歯を少しずつ動かします。そのため、痛みを感じにくいのです。

また、マウスピースは非常に薄く滑らかであるため、お口の中の粘膜を傷つけにくいです。ワイヤー矯正のように、装置が擦れて痛みを感じる心配もないでしょう。

金属アレルギーの心配がない

ワイヤー矯正の場合、金属製のブラケットやワイヤーを使うこともあり、アレルギー反応を引き起こすリスクがあります。

一方、マウスピース矯正で使用するマウスピースは、医療用のプラスチックで作られています。金属を使用していないので金属アレルギーの心配がありません。金属アレルギーの方や、アレルギー症状が出るのではないかと不安な方も、マウスピース矯正であれば安心でしょう。

まとめ

マウスピース矯正をしている女性

今回は、マウスピース矯正のデメリットとメリットについて解説しました。

マウスピース矯正では、取り外しが可能な矯正装置を使って治療を進めます。マウスピースの装着時間や交換時期などをご自身で管理しなければなりません。また、すべての歯並びに対応できるわけではない点もデメリットといえます。重度の歯並びの乱れや骨格に問題がある歯並びには対応できない場合もあるのです。

一方で、マウスピース矯正で使用する装置は取り外しができるので、食事や歯磨きのストレスになりません。また、透明なマウスピースを使用しているので目立ちにくく、周りの目を気にせず矯正治療を受けられるのも大きなメリットだといえるでしょう。

さらに、マウスピースはプラスチックでできているため金属アレルギーの心配がありません。

マウスピース矯正を検討している方は、メリットとデメリットをよく理解したうえで、自分に合った治療法を選びましょう。