痛くない・怖くない。美しい歯の治療は【品川港南歯科・矯正歯科クリニック】 品川駅港南口より 徒歩3分

公式インスタグラム
診療時間 10:00-19:00 (土曜17:00) tel. 03-6433-1120
24時間受付OKご予約・ご相談mainIcon
2024年03月28日

マウスピース矯正の治療期間は?計画どおりに終わらせる方法も解説!

マウスピース矯正をする女性

マウスピース矯正に興味があっても、治療期間が気になる方が多いのではないでしょうか。矯正治療を開始したら、少しでも早く歯並び・噛み合わせが整って欲しいと思う方は多いと思います。

そこで本記事では、マウスピース矯正の治療期間や治療が長引く原因、対処法を解説します。マウスピース矯正の治療期間に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

マウスピース矯正の治療期間は?

マウスピース矯正の治療期間イメージ

マウスピース矯正の治療期間は、以下の表の通りです。

・全体矯正:1〜3年
・部分矯正:2か月〜1年6か月

マウスピース矯正の治療期間は、部分矯正と全体矯正など選択する治療方法によって異なります。

部分矯正は、前歯などの限られた部位の歯並びを整える治療なので治療期間は比較的短いです。全体矯正は、歯列全体を動かして、歯並びだけでなく噛み合わせも整える治療です。そのため、治療期間は長くなります。

抜歯の有無や歯を動かす距離によっても、治療期間は異なるでしょう。

マウスピース矯正後の保定期間は?

マウスピース矯正を持つ人

マウスピース矯正後の保定期間は2年前後とされています。マウスピース矯正に限らず、矯正治療が完了して矯正装置を外すと、歯は元の位置に戻ろうとします。この現象を後戻りと呼びます。

とくに矯正治療が完了してすぐは、あごの骨と歯がしっかりと固定されていないため後戻りしやすい時期です。そのため、治療完了直後は1日20時間以上、保定装置を装着しなければなりません。

整った歯並び・噛み合わせをキープさせるには、必ず保定期間中は保定装置を使用して過ごすようにしましょう。なお、保定装置には固定式と着脱式があるので、自己管理が苦手な方は固定式を選んだほうがいいかもしれません。

ワイヤー矯正の治療期間と比較

ワイヤー矯正の治療期間と比較イメージ

ピース矯正とワイヤー矯正の治療期間に差はあるのでしょうか。ワイヤー矯正の治療期間の目安は、以下のとおりです。

・全体矯正:1〜3年
・部分矯正:2か月〜1年

ほとんどの症例で、マウスピース矯正とワイヤー矯正とでは治療期間に大きな差はみられません。

ワイヤー矯正は、あらゆる症例に対応できるメリットがあります。矯正力が強いため、抜歯矯正など歯の移動距離が大きい症例などの場合は、ワイヤー矯正のほうが早く治療が完了する可能性もあるでしょう。

なお、ワイヤー矯正もマウスピース矯正と同様に、矯正治療が完了したら保定装置を装着して後戻りを防ぐ必要があります。保定期間は、マウスピース矯正と同様に2年前後かかります。

マウスピース矯正の治療期間が長引くケース

マウスピース矯正の治療期間が長引き困る女性

矯正治療では、必要な資料を採って治療計画を策定します。治療計画を策定した時点で、治療期間の目安も分かるでしょう。

しかし、なかには治療期間が長引いてしまうケースがあります。治療計画が長引くケースは、以下の4つが挙げられます。

・マウスピースの装着・交換ができていない
・マウスピースを適切に装着できていない
・マウスピースの破損・紛失
・虫歯・歯周病

それぞれ解説します。

マウスピースの装着・交換ができていない

マウスピース矯正では、着脱式の矯正装着を使用するので自己管理が必要になります。矯正の十分な効果を得るためには、1日20時間以上装着しなくてはいけません。

装着時間が推奨された時間より短い場合や、装着しない期間があると歯が計画どおり移動しないため治療計画から外れてしまいます。1日だけ装着時間が短かったり付け忘れたりしても治療に大きな支障はありません。

しかし、数日に渡って装着時間が十分にとれていないと、歯の動きに遅れがでるリスクが高くなります。結果として、治療期間がその分長引いてしまうでしょう。

食事やブラッシングの時間以外は、マウスピースを装着する習慣をつけることが大切です。

マウスピースを適切に装着できていない

マウスピースは正しく装着する必要があります。マウスピースが適切に装着できていないと、歯が動かず治療期間が長引く可能性が高いでしょう。

マウスピース矯正は、マウスピースと歯がしっかりと密着した状態でないと矯正力が働きません。浮いた状態などで誤った装着を続けていると、動かしたい方向にうまく矯正力が働かず計画どおり治療が進まないリスクが高まるでしょう。

万が一、歯が誤った方向に動いてしまうと、マウスピースの再製作が必要になります。再製作には数週間かかるため、その期間は矯正治療がストップしてしまいます。

治療期間の延長を防ぐためにも、マウスピースを適切に装着することが大切です。

マウスピースの破損・紛失

マウスピースを破損・紛失してしまうと、マウスピースの再製作が必要になります。マウスピースが完成するまでの間は、歯を動かすことができません。

完成するまでの期間はひとつ前のマウスピースを使用して対処する場合が多いでしょう。破損・紛失した際は、速やかに歯科医院に連絡して対処することが重要です。

虫歯・歯周病

矯正治療中に虫歯や歯周病にかかると、症例によっては治療を優先する場合があります。マウスピースを装着できないケースの場合は、虫歯・歯周病の治療が完了するまでの間は矯正治療を中断しなければなりません。

一時的に矯正治療を中断するため、治療期間もその分長引きます。マウスピース装着中は唾液の循環が悪く、自浄作用など有効な働きが低下してしまうので虫歯や歯周病のリスクが高まります。

マウスピース矯正を計画どおりに終わらせるためには

マウスピース矯正を計画どおりに終わらせるためのポイント

マウスピース矯正を治療計画どおりに終わらせるためには、治療中に注意すべきことがあります。

・装着時間・交換時期を厳守する
・マウスピースの取り扱いに注意する
・セルフケアをしっかりおこなう
・歯科医師の指示通りの間隔で通院する

それぞれ解説します。

装着時間・交換時期を厳守する

マウスピース矯正は、1日20時間以上マウスピースを装着し、歯科医師に指示された期間で新しいマウスピースに交換することで効果を発揮します。適切な時間や期間で交換できていないと十分な効果が得られません。

そのため、マウスピースは食事とブラッシング以外の時間はなるべく装着するようにしましょう。マウスピースの交換時期を忘れてしまう方は、カレンダーに記入したりリマインダー機能を利用したりして対策することが大切です。

マウスピースの取り扱いに注意する

治療中に起こりやすいトラブルのひとつに、マウスピースの紛失・破損があります。破損・紛失した場合は再製作が必要になり、その分治療期間も延長します。

マウスピースを外したら、ケースに入れて保管するようにしましょう。保管場所を決めていないと、誤って捨ててしまったり外出先で忘れたりする原因になりかねません。

また、マウスピースの着脱を誤った方法でおこなうと、破損するリスクがあるため注意が必要です。マウスピースは、薄く割れやすいため取り扱いには注意しましょう。

マウスピース矯正は、マウスピースと歯がしっかり密着していないと矯正力が発揮されません。装着に不安がある方は、チューイーを使用してマウスピースをしっかりと歯と密着させるようにしましょう。

セルフケアをしっかりおこなう

マウスピース矯正中は、唾液の循環が悪くなるため唾液の自浄作用や再石灰化などの働きが弱くなります。歯の表面に食べカスやプラークが残ると、普段以上に虫歯や歯周病に罹患するリスクが高くなるでしょう。

そのため、飲食後はブラッシングをおこなって、マウスピース装着中は水やお茶以外の飲食物を摂らないように心がけることが大切です。

また、外したマウスピースにも細菌や汚れが付着しています。食後やブラッシング後にマウスピースを装着する際は、マウスピースの洗浄をおこなうようにしましょう。

歯科医師の指示通りの間隔で通院する

マウスピース矯正は、1〜3か月に1回の頻度で通院が必要です。受診した際は、歯の動きに異常がないか確認していきます。通院をおこたると、計画どおり治療が進まないリスクが高くなります。

また、受診した際に追加で新しいマウスピースを渡す場合もあります。この場合は、通院を怠るとマウスピースを受け取れないので、治療期間が長引くでしょう。

マウスピース矯正は普段の自己管理も大切ですが、決められた通院間隔で歯科医院を受診することも必要です。

まとめ

マウスピースとケース

マウスピース矯正の治療期間は、部分矯正で2か月〜1年6か月、全体矯正で1〜3年が目安です。矯正が完了したら、2年前後の保定期間を経て歯があごの骨に定着するまで待ちます。

マウスピース矯正の装置は取り外しができるため自由度は高いですが、自己管理がしっかりできていないと治療期間が長引いてしまいます。少しでも早く治療を完了させたい方は、自己管理をしっかりおこなうように心がけましょう。

マウスピース矯正に興味のある方は、ご自身の歯並び・噛み合わせが適応なのか歯科医院を受診して確認してもらいましょう。