痛くない・怖くない。美しい歯の治療は【品川港南歯科・矯正歯科クリニック】 品川駅港南口より 徒歩3分

公式インスタグラム 公式YouTube
診療時間 10:00-19:00 (土曜17:00) tel. 03-6433-1120
24時間受付OKご予約・ご相談mainIcon
2026年01月29日

喫煙は歯周病のリスクを高める?禁煙の効果も解説

歯周病のリスクとなる喫煙をしている男性

歯周病は、虫歯と並んで日本人に多く見られる代表的な口腔疾患の一つです。特に中高年層では、歯を失う主な原因として知られており、その予防と早期対応が非常に重要です。

そしてこの歯周病の進行を促進させる大きな要因のひとつが喫煙です。たばこに含まれる有害物質は歯ぐきの健康に深刻な影響を与え、治療効果を低下させることもわかっています。

今回は、歯周病の基礎知識と進行過程を解説しながら、喫煙が与える悪影響や、禁煙による改善効果、さらには日常生活で気をつけるべきポイントについて解説します。

歯周病とは

歯周病になっている歯

歯周病は、歯を支える歯ぐきや骨に炎症が起きる病気です。多くの場合、歯と歯ぐきの間に溜まった歯垢(プラーク)に含まれる細菌が原因となって起こります。

初期段階では痛みや違和感が少ないため気づきにくく、放置すると歯ぐきだけでなく、歯を支える骨まで影響を受け、最終的に歯が抜けることもあります。

歯周病の進行と症状

歯周病は大きく分けて歯肉炎と歯周炎に分類されます。ここでは、歯周病の進行段階ごとの特徴を詳しく見ていきます。

歯肉炎

歯肉炎は歯周病の最初の段階で、歯ぐきに炎症が起こる状態です。歯磨きの際に出血することが多く、歯ぐきが赤く腫れることがありますが、まだ歯を支える骨には影響していません。この段階であれば、しっかりケアを行うことで健康な状態に戻すことが可能です。

軽度歯周炎

歯肉炎から進行すると、軽度の歯周炎となります。この段階では、歯ぐきの炎症が進行し、歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)が深くなります。歯を支える骨も少しずつ減少し始め、口臭が気になったり、歯が浮いたように感じたりすることもあります。

中等度歯周炎

この段階では、歯を支えるあごの骨(歯槽骨)がさらに失われ、歯ぐきの腫れや出血が目立つようになります。

歯と歯ぐきの隙間が深くなり、そこに細菌がたまりやすくなるため、口臭が強く感じられることもあるでしょう。歯が少し動くように感じたり、噛んだときに違和感を覚えたりすることもあります。

症状が慢性化しているため、歯科医院での専門的な治療と日々の丁寧なケアが欠かせません。

重度歯周炎

重度歯周炎になると、歯を支えている骨の多くが失われ、歯が大きく揺れるようになります。

歯ぐきは大きく下がり、歯の根元が見えることもあります。噛む力が弱くなり、硬いものがうまく噛めなくなることもあるでしょう。さらに、歯ぐきから膿が出たり、強い口臭を伴ったりすることもあります。

この段階では、自然に歯が抜ける危険性が高く、外科的な治療が必要になるケースも少なくありません。

喫煙が歯周病のリスクを高める理由

喫煙により免疫力が低下し、歯周病になりかけている歯ぐき

喫煙は口の中にさまざまな悪影響を与えます。なかでも歯周病との関係は深く、たばこを吸う人は吸わない人と比べて歯周病が進行しやすく、治りにくい傾向があります。ここでは、その主な理由を具体的に見ていきましょう。

歯ぐきの血流が悪くなる

たばこに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があります。この影響で歯ぐきの血流が悪くなり、必要な酸素や栄養が届きにくくなるのです。

血流が悪くなると歯ぐきの健康が保ちにくくなり、細菌に対する抵抗力も弱まります。また、炎症が起きていても出血しにくくなるため、歯周病に気づくのが遅れることもあるでしょう。

免疫力が低下する

喫煙は体全体の免疫機能に悪影響を及ぼします。特に口の中では、歯周病の原因となる細菌に対抗する白血球の働きが弱くなり、炎症が長引きやすくなるのです。これによって、歯ぐきの腫れや出血といった症状が悪化する可能性があります。

こうした状態が続くと、歯周病が慢性的になりやすく、健康な歯ぐきを維持するのが難しくなるでしょう。

歯ぐきの修復力が落ちる

健康な歯ぐきには、炎症や傷ができたときに自然と回復しようとする力があります。

しかし、喫煙によって歯ぐきの細胞の働きが弱まると、傷んだ組織の回復が進みにくくなります。たばこの有害物質が細胞の修復機能に悪影響を与えることで、治療を受けても十分な効果が得られにくい場合があるのです。

喫煙がもたらす歯周病以外のリスク

喫煙がもたらす歯周病以外のリスク

たばこが歯周病に悪影響を与えることはよく知られていますが、実はそれ以外にも、喫煙によって引き起こされる口の中のトラブルは多く存在します。ここでは、歯周病以外に喫煙がもたらす代表的な影響を見ていきましょう。

口臭がひどくなる

たばこの煙には強いにおいがあり、吸い続けるとそのにおいが口の中に残りやすくなります。また、喫煙の影響で唾液の分泌が少なくなると、口の中を洗い流す働きが弱まり、細菌が増えやすい環境が生まれます。

こうした状態が続くことで、口臭が強くなり、周囲に不快感を与えることがあるのです。

歯が黄ばんで見た目が悪くなる

喫煙を続けていると、たばこの成分が歯の表面に付着し、黄ばみや黒ずみが目立つようになります。これはステインと呼ばれる着色汚れで、通常の歯磨きでは落としにくく、見た目の印象に大きく影響します。

清潔感が損なわれることで、人前で口を開けることに抵抗を感じる人も少なくありません。

全身疾患を引き起こすリスクが高まる

喫煙は、口の中だけでなく全身の健康にも影響を及ぼします。歯周病が進行すると、歯ぐきの炎症によって発生した細菌が血液に入り、全身をめぐることで、さまざまな臓器に悪影響を与えると考えられています。

なかでも、糖尿病や心臓病、脳卒中との関連が注目されており、歯周病と全身疾患は深く結びついていることがわかってきています。口の中を健康な状態に保つことは、体全体の病気を予防するうえでも大切です。

禁煙の効果

禁煙により歯周病の恐れがなくなった女性

たばこをやめることは、歯周病の進行を防ぐだけでなく、口の中や全身の健康を取り戻す大きなきっかけになります。ここでは、禁煙によって期待できる具体的な変化について詳しく見ていきましょう。

歯ぐきの状態が改善される

禁煙を続けることで、歯ぐきの血流が正常に戻り、必要な酸素や栄養がしっかり届くようになります。その結果、炎症が落ち着きやすくなり、赤く腫れていた歯ぐきも次第に引き締まってきます。

歯肉炎のような初期段階の歯周病であれば、禁煙と適切なケアによって自然に健康な状態へと回復することが十分に可能です。歯ぐきの色も本来のピンク色に戻り、見た目にも変化が現れます。

治療効果が高まる

喫煙を続けていると、歯周病治療の効果が現れにくい傾向がありますが、禁煙を始めるとその状況が改善されます。歯ぐきの再生力や免疫力が戻ることで、炎症の抑制や組織の回復がスムーズになります。

外科的な処置を受ける場合でも、禁煙することで治りやすくなり、術後のトラブルも起こりにくくなります。禁煙は治療の成功率を高めるためにも重要です。

口臭の改善につながる

たばこを吸っていると、独特のにおいや口の中の乾燥によって口臭が強くなることがあります。

禁煙するとまずタバコ由来のにおいがなくなり、さらに唾液の分泌が正常に戻ることで、細菌が増えにくい環境になります。その結果、口の中が清潔に保たれ、息もさわやかになります。自分では気づきにくい口臭の改善は、周囲との関係性にも良い影響をもたらします。

歯周病予防のために禁煙以外で大切なこと

歯周病予防のために禁煙以外で大切なこと

禁煙は非常に重要な要素ですが、それだけでは歯周病を完全に防ぐことはできません。ここでは、歯周病予防に役立つ具体的な取り組みについて解説します。

しっかり歯磨きをする

歯周病の原因となるプラーク(歯垢)は、毎日の歯磨きによって取り除くことができます。特に、歯と歯ぐきの境目を意識して丁寧に磨くことが大切です。歯ブラシだけで届かない部分には、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると効果的です。

また、力を入れすぎず、小刻みに動かすように磨くことで、歯ぐきを傷つけずに清掃できます。時間をかけて丁寧に歯磨きをすることが、歯周病予防の基本になります。

ストレスを管理する

ストレスがたまると、免疫機能が低下し、体全体の抵抗力が弱まります。これは歯周病の進行にも関係しており、精神的な負担が続くと歯ぐきの炎症が悪化することがあります。

睡眠時間をしっかり確保する、趣味の時間を持つ、深呼吸やストレッチで心を落ち着けるなど、自分に合ったストレス解消法を取り入れることが大切です。心身の健康を保つことが、口腔内の健康にもつながります。

食生活を見直す

栄養バランスの取れた食事は、歯ぐきや骨の健康を支える土台となります。特に、ビタミンCは歯ぐきの修復を助け、カルシウムは歯や骨の強化に役立ちます。緑黄色野菜や果物、乳製品、魚などを日々の食事に取り入れることで、内側からサポートすることができます。

また、糖分を多く含むお菓子や甘い飲み物は、細菌の栄養源となるため控えめにすることが望ましいです。

定期的に歯科検診を受ける

歯周病は初期の段階では症状が出にくく、自分では気づかないことが多いため、定期的に歯科検診を受けることがとても重要です。検診では、歯周ポケットの深さの測定や、歯石の除去、ブラッシングのチェックなど、予防と早期発見のためのケアを受けることができます。

一般的には3か月から半年に1回、症状が気になる場合はもう少し短い間隔での受診が勧められます。専門家によるサポートを受けることで、歯の健康を長く守ることができるでしょう。

まとめ

歯周病のリスクとなる喫煙をしている男性

歯周病は、気づかないうちに進行することが多く、最悪の場合には歯を失う原因にもなる深刻な病気です。そして、喫煙は歯周病のリスクを高める大きな要因のひとつです。たばこによる血流や免疫の低下は、歯ぐきの炎症を悪化させ、治療効果にも影響を及ぼします。

一方で、禁煙に取り組むことで歯ぐきの状態が改善され、口臭や着色も軽減されるなど、多くのメリットが得られます。さらに、日々の歯磨きや食生活の見直し、ストレス管理、定期的な歯科検診などを組み合わせることで、歯周病の予防効果は高まります。

自分の口の健康を守ることは、全身の健康を支えることにもつながります。この機会に生活習慣を見直し、できることから取り組んでいきましょう。

品川港南歯科・矯正歯科クリニックでは、痛みや施術時間を抑えながら自然な仕上がりの治療を目指しています。マウスピース矯正やセラミック治療、虫歯治療、ホワイトニングなどにも力を入れています。

診療一覧はこちらご予約・ご相談も24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

監修医情報

監修医

「患者様に寄り添う、献身的な歯科クリニックを実現したい」そう考え、私は品川港南歯科・矯正歯科クリニックを開院いたしました。

口は、「食べる」「話す」「笑う」と、日常生活に欠かせない大事な存在ですよね。
そして、生活でよく使うからこそ、トラブルに見舞われることも。
だからこそ私たち歯科医師は、患者様の生活や人生を第一に考えた、「献身的」な治療を行っていかなければいけないと思うのです。
そのため私は、「献身的」という言葉の意味の通り、歯科医療に全身全霊で取り組み、患者様のお悩みやご希望をくみ取れる治療を続けています。

どんな些細なことでも結構です。歯のこと、口のことで気になる点、ご不安に感じる点がございましたらお気軽にご相談ください。
患者様、お一人おひとりのお悩みとしっかり向き合う治療を行っていきます。

院長 野島 慶司 Keiji Nojima

経歴

  • 2012
    昭和大学歯学部卒業 昭和大学歯学部、昭和大学高齢者歯科研究員
  • 2013
    神奈川県内の歯科医院にて2年間務めた後、都内へ分院展開のため異動
  • 2015
    新規開院から5年間院長として勤務
  • 2020~現在
    品川港南歯科・矯正歯科クリニック院長として、高齢者治療、審美治療、ホワイトニング治療を中心に従事

医療活動

口腔機能が与える健康への影響や、介護予防の重要性などを学ぶことを目的として、【昭和大学高齢者歯科研究員】として、活動。