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2024年10月24日

セラミック治療の特徴とは?種類や費用、保険が適用されるのかも解説!

セラミック治療で綺麗な歯になった女性

セラミック治療は、金属アレルギーを心配される方や、審美性・機能性の高さを求める方に多く選ばれている治療法です。近年では、虫歯の治療で使用する詰め物・被せ物の選択肢として一般的に知られているほど主流となっています。

なかには「セラミックにはいくつか種類があってどれを選べばいいのかわからない」「セラミック治療の費用ってどれくらい?」といった疑問をおもちの方もいるでしょう。

そこで今回は、セラミック治療の特徴やセラミック治療で使用される素材の種類、費用について詳しく解説します。

セラミック治療の特徴

セラミックの歯を持っている歯科医師

セラミックとは、歯の詰め物や被せ物として使用される白い陶材です。虫歯などの治療においてセラミックの詰め物・被せ物を使用する治療のことをセラミック治療と呼びます。セラミックは白く透明感があるため、天然歯と変わりない美しさを再現できます。

また、セラミックは、銀歯やコンポジットレジンなどの保険が適用される材料に比べて、着色による黄ばみや経年劣化を起こしにくい素材です。そのため、虫歯の再発や見た目の美しさが損なわれるリスクを抑えられます。

セラミックは、虫歯治療に使用されることが一般的ですが、白く整った歯並びにしたいなど、審美性を高める目的でセラミック治療を受ける方もいらっしゃいます。

セラミック治療の種類

様々な種類のセラミック歯

セラミックにはいくつか種類があるため、何が違うのか、またどれを選べばいいのかわからないという方がいるのではないでしょうか。ここでは、セラミック治療の種類について解説します。

オールセラミック

オールセラミックとは、金属を一切使用していないセラミックのみでできた素材です。光を通すため透明感が高く、前歯など目立つ歯の治療に使用されることが多いです。金属アレルギーや歯茎の黒ずみが起こる心配もありません。

ジルコニア

ジルコニアとは、人工ダイアモンドとも呼ばれるほど強度に優れている素材です。噛む力が強い奥歯の治療に使用されることが多いですが、審美性も高いため前歯に使用されることもあります。ジルコニアは強度と審美性の高さを兼ね備えた素材といえます。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックとは、セラミックとレジンを混ぜ合わせて作られた素材です。レジンを混ぜることで費用を抑えられます。

ただし、レジンが混ざっているため、着色しやすい点はデメリットといえるでしょう。費用をできるだけ抑えて白い歯を手に入れたい方に選ばれています。

メタルボンド

メタルボンドとは、金属のフレームにセラミックを焼き付けた被せ物です。金属を使用しているためオールセラミックよりも透明感は劣りますが、強度が高いため噛む力が加わる奥歯の治療に使用されることが多いです。

金属を使用しているため、金属アレルギーの方は使用できないので注意が必要です。

セラミック治療の費用

セラミック治療の費用イメージ

セラミック治療の費用は、選択するセラミックの種類によって異なります。セラミックの費用相場は、以下の通りです。

・オールセラミック:5万円〜15万円程度
・ジルコニア:7万円〜18万円程度
・ハイブリッドセラミック:3万円〜12万円程度
・メタルボンド:8万円〜15万円程度

セラミックで歯を覆う被せ物か、削った部分だけを詰める詰め物かによっても費用は異なり、被せ物のほうが費用は高いです。セラミックは素材自体が高額であるため、どうしても費用が高くなります。

セラミック治療は保険が適用される?

セラミック治療は保険が適用されるか考えている女性

セラミック治療は基本的に保険が適用されない自費治療です。保険が適用されるのは、必要最低限の機能の回復を目的とした治療に限られるため、審美性や機能性を高めることを目的としたセラミック治療には保険が適用されません。

しかし、セラミックのなかでもハイブリッドセラミックは、いくつかの条件を満たしている場合に限り保険が適用されます。治療を受ける歯科医院の条件もあるため、気になる方は歯科医院で確認しましょう。

セラミック治療のメリット・デメリット

セラミック治療のメリット・デメリットイメージ

ここでは、セラミック治療のメリットとデメリットについて解説します。

セラミック治療のメリット

セラミック治療のメリットは、以下のとおりです。

・審美性が高い
・虫歯の再発リスクが低い
・金属アレルギーの心配がない

それぞれ詳しく解説します。

審美性が高い

セラミック治療の大きなメリットは、審美性が高いことでしょう。特に前歯をセラミックにする場合、近くで見ても天然歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりになります。透明感が高くツヤがあり、一人ひとりの歯の色に合わせた色調を再現できます。

実際に前歯の治療にセラミックを選ばれる方はとても多いです。

虫歯の再発リスクが低い

セラミックは陶材であるため、汚れが付きにくく、また汚れが付着しても落としやすいという特徴があります。また、劣化しにくく、天然の歯とセラミックの歯との間にすき間ができにくいため、虫歯が再発するリスクが低いのです。

同じ歯を何度も治療することは、歯の寿命を縮める原因にもなるため、虫歯の再発リスクが低い点はセラミック治療の大きなメリットといえるでしょう。

金属アレルギーの心配がない

セラミックのなかには金属を使用しないものもあります。金属を使用しないセラミックの詰め物・被せ物を選択すれば、金属アレルギーの心配がありません。

ただし、先ほどご紹介したメタルボンドは内側に金属を使用しているため、金属アレルギーの方は避けてください。

セラミック治療のデメリット

セラミック治療のデメリットは、以下のとおりです。

・費用が高い
・割れる可能性がある
・歯を削る量が多い

それぞれ詳しく解説します。

費用が高い

セラミック治療は基本的に自費治療であるため、費用が高いです。1本あたり10万円以上かかることもあります。

保険が適用される銀歯やコンポジットレジンと比べると費用がかなり高額になるため、費用を安く済ませたい方にとってはデメリットといえるでしょう。

しかし、セラミック治療の費用は高額ですが、それ以上にメリットの多い治療ともいえます。銀歯やコンポジットレジンに比べて寿命が長く、適切にケアを行えば長持ちさせることができるため、必ずしも高額とはいいきれないでしょう。

割れる可能性がある

セラミックは硬く強度がありますが、陶器のお皿を高いところから落とすと割れるように、セラミックの歯に強い衝撃が加わると割れることがあります。

普通に生活しているなかで割れることはほとんどありませんが、歯ぎしりの癖があるとセラミックの歯が割れることがあるのです。そのため、歯ぎしりをする癖がある方は、就寝時に専用のマウスピースを使用するなどの対策が必要になります。

歯を削る量が多い

上述のとおり、セラミックの歯に強い力が加わると割れることがあります。セラミックの歯に強度をもたせるためには、ある程度の厚みが必要です。そのため、保険治療に比べて歯を削る量が多くなります。

天然の歯を削ることに抵抗がある方にとってはデメリットといえるでしょう。

まとめ

セラミック治療で綺麗な歯になった女性

セラミック治療は、審美性や機能性が高いことから多くの方に選ばれています。また、セラミックの歯の表面はツルツルとしているため汚れが付着しにくいです。また、劣化しにくく、天然の歯との間にすき間ができにくいため、虫歯が再発しにくいといわれています。

セラミック治療は基本的に保険適用外の自費治療のため費用は高額ですが、虫歯が再発しにくく、寿命が長いことを考えると必ずしも高額とはいいきれないでしょう。

セラミックにはいくつか種類があり、それぞれ特徴や費用は異なります。歯科医師に相談のうえ。ご自身に合ったセラミックの素材を選択しましょう。

品川港南歯科・矯正歯科クリニックでは、痛みや施術時間を抑えながら自然な仕上がりの治療を目指しています。マウスピース矯正やセラミック治療、虫歯治療、ホワイトニングなどにも力を入れています。

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